泉鏡花

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1 名前：バジ投稿日： 2000/06/04(日) 02:05: 私の周りには鏡花読者があまりいないので
「好きな作品」「嫌いな作品」等、皆さんの
御意見を色々とお聞かせください。

ちなみに私のNo.1は「春昼・春昼後刻」です。
2 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/04(日) 02:13: 来た！鏡花スレッド。
かなりうれしいんですが、どこまでつづくか不安だ（わら。
わたしのナンバーワンはうーん、「高野聖」かな。
鏡花は日本のマジック・リアリズムだと思うなあ。
南米だ、ラプラタ河流域幻想文学だと騒ぐ前に、日本人なら
まんず鏡花を読めい！といいたいのだが。
3 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/04(日) 02:31: 夜叉が池に一票
きれいだ
4 名前： かのこ 投稿日： 2000/06/04(日) 03:11: マニアックですが、朱日記なんかもすき。これで卒論かいた。
5 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/04(日) 05:02: もう下がってる…「国貞えがく」いいね
6 名前： 岩波の高野聖と抱き合わせで 投稿日： 2000/06/04(日) 05:22: うどんやら、つぐみやら、温泉旅館でご馳走食べる話。
あれ読むと、どっか温泉行きたくなる。

あと「草迷宮」はめっちゃ恐かった。誰だったか、あの恐怖をキングの「シャイニング」
と同列に描いてたけど、納得。
7 名前： うちゃ 投稿日： 2000/06/04(日) 13:17: 「海神別荘」最後の一文に、すこし共感をおぼえまする。
8 名前： どうしても忘れられない 投稿日： 2000/06/05(月) 02:05: 「二、三羽 _ 十二、三羽」
あのうとうと眠る小雀の表現が絶品だと思った。
『お前さんは、飴で出来ているのではないかい』

雀を見る度に思い出すフレーズです。
9 名前： ゆきじるし 投稿日： 2000/06/05(月) 10:36: 一番好きなのは「夜叉ヶ池」。黙読しても朗読しても修辞の美しさと物語の幻想美を
楽しむことができる。二番めは「海神別荘」。同じ理由です。
同じ戯曲でも「天守物語」はあんまり・・・結末がいただけません。あれがあの作品
の良さなんだ、と見る向きもあるみたいですが・・・。
10 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/05(月) 23:56: 天守物語、だめですかーー。幻想的な世界、美しかったけどなあ。
玉三郎、りえちゃん、宍戸開でお芝居みたけど、図書之介はやっぱ、
新之助がよかっただろうなー。お芝居も小説と同じくらいよかったよ。
11 名前： 風流線 投稿日： 2000/06/06(火) 07:56: って読みました？
12 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/06(火) 09:07: ちくま文庫の全集はデザインが悪くて買う気しね～。
13 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/06(火) 09:23: あれって全集だったのか・・・買ってみようかな。
14 名前： 14 投稿日： 2000/06/07(水) 13:58: 金沢市に引っ越してから読み始めた。金沢の誇りだもん。
岩波の全集を図書館で借りてます。
いいねー。
15 名前： ナナシサン 投稿日： 2000/06/07(水) 14:14: 一番好きなのは「草迷宮」。
でも、学校の泉鏡花専門の先生がこの作品の解釈で悩んでたな。
16 名前： 14 投稿日： 2000/06/08(木) 00:34: 初期の小説読んでるところ。筋は荒っぽいけど
演劇的に情景が目に浮かんできてどんどん
読んでしまう。
この頃の小説（明治20年代後半）って愛国的。
いじらしいぐらい。そうでないと売れなかったんだろうなあ。
17 名前： 14 投稿日： 2000/06/08(木) 00:37: 「草迷宮」に解釈いるかなあ。
単にきれいだなあっでいいんじゃない？
18 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/06/14(水) 21:22: 日本橋ってのもあったなあ。
19 名前： ＞１３ 投稿日： 2000/06/14(水) 23:12: 全集じゃなくて「選集」でしょ。
部落問題のせいだと思うが、「妖剣奇聞」が入ってない。
サイテー！
20 名前： 文学部 投稿日： 2000/07/01(土) 03:34: 鏡花は『袖屏風』。これで卒論書きたいんだけど。
今『全集』として出ているものはすべて『全集』じゃないよ！
『袖屏風』は須永朝彦編の鏡花コレクション（国書刊行会）を
古本ででやっと手に入れました！
21 名前： これは 投稿日： 2000/07/02(日) 13:53: 泉重千代
22 名前： これは 投稿日： 2000/07/02(日) 13:54: 泉ピン子
23 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/03(月) 13:44: 「売色鴨南蛮」
エロスとタナトスのせめぎあいが
かもし出す緊張度の高さに感動する。
24 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/04(火) 19:35: 「化鳥」でしょう。
なぜこんなに美しい文章がかけるのだろう
と思ってしまいます。
25 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/04(火) 20:02: 「外科室」

これしか読んでないだけだ・・・
すんまそん。割と最近映画化とかされたんだっけ。
26 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/04(火) 21:10: 鏡花好きの玉三郎がメガホンとったけど、吉永小百合じゃあねえ。
お芝居はいいけど、映画は配役が間違ってた。
27 名前： ナナシサン 投稿日： 2000/07/05(水) 12:50: ＞17
それがさぁ、『草迷宮』の謎の女性の存在が
本筋と繋がっていなくてこじつけめいているって。
あれを『母幻想』として片づけるのは無理があるんだって。
そこに先生は只の「きれいだなぁ」だけじゃない
何かを見たいらしいけれど……。

『外科室』、映画見たけれど……きれいだったけれど……
寝そうだった。
28 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/07(金) 17:57: 1さんが上げてるけど、やっぱ『春昼』は最高。
単に鏡花の中ではなく幻想小説全般の代表作だと思う。
映画化出来ないかな？
29 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/11(火) 07:04: 映画化だと、主人公の青年だれだろう。
品がよくないとね。
30 名前： >28 投稿日： 2000/07/11(火) 07:58: 鈴木清順の『陽炎座』は鏡花作品を幾つかないまぜにしてるんだけど、
『春昼』も入ってます。四角院丸丸三角居士。
言うまでもなく、玉三郎の『外科室』なんかとは比べるのも失礼な大傑作。
31 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/11(火) 23:55: 大楠道代、いい女だったねええ。あのひとは、ぴったりの役柄だった。
32 名前： 名無しさん＠そうだ選挙にいこう 投稿日： 2000/07/15(土) 19:42: 眉かくしの霊好きな人います？
33 名前： 歌行燈 投稿日： 2000/07/15(土) 23:53: お化けは出てこないけど。
ありきたりすぎてつまんないすか？
34 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/19(水) 00:08: 好きですよう。うどんやさんで同名のものがあります。
35 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/20(木) 02:23: 多神教．．大好き
36 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/20(木) 02:27: いいえ、現在の表現者のなかで一番鏡花の世界を
理解してるのは玉三郎でしょう。

陽炎座は、私にとってはつまんなかったです。
楠田絵里子が妙にキレイだったが・・

玉三郎のHP行ってみそ。
37 名前： 名無しさん＠１周年 投稿日： 2000/07/21(金) 22:59: 『蛇くひ』すき。あと『儀血侠血』も。
摩耶夫人系（とでも言うのか？）では『龍潭譚』サイコー。

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